黒酢バイクのあれこれ

日常のあれこれ日記

鉄道を直す キハ20 452号機

こんばんは

元気のない休職中サラリーマンです。

長らく休んでおりますが一応本職は機械の整備士です。

今回はなんと鉄道車両の整備に参加いたしました。

縁あって保存会の方にお会いでき参加することになりました。

ボランティアです。

 

今回の車両はキハ20という車両です。

国鉄時代に開発されたディーゼル車です。

ja.wikipedia.org

全国広く活動した車両です。

この保存車両の維持活動に参加しました。

鹿児島県鹿屋市吾平に保存されている車両の保存会の方と作業いたしました。

www.city.kanoya.lg.jp

鹿屋市鉄道記念館

まずは同型車両が保存されている鹿屋鉄道記念館に行きました。

状態が良く参考になります。

www.city.kanoya.lg.jp

又、保存列車は鹿屋市が管理されているものなので担当の方ともお話いたしました。

保存活動とこれからの活動についてお話いたしました。

実際の公園

当時の物

当時の機械

信号機

これが車両

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エンジンも当時のまま残っております。
保存会の方いわく廃車になったまま残ってるそうです。
計器もそのまま残っています
少し整備すれば掛かりそうです

こちらが性能

鹿屋鉄道記念館より車で20分ほどのところにあります。

国鉄大隅線 吾平駅跡地です。

ここは2両の車両が保存されています。

駅舎は無いですが当時の設備や信号機、ホームが残っています。

こちらの保存活動をしてきました。

九州で働き九州でその役目を終えました。

 

保存会の方が補修されているようですがちらほら穴が開き、鉄板が朽ちてきています。

定期的に修理をしているそうですが追いつかないのが現状だそうです

やはり雨風、湿気が原因かと思われます。

今回はこれを補修していきます。

窓枠が特に怪しい

平面にも腐食が

特に窓枠がひどい様子でした。

水がたまるんでしょうね

この公園は屋根があるので比較的雨は避けれますがそれでも劣化は止められないですね。

他にも過去に補修したが錆が浮いて塗装がダメになったところを補修しました。

グラインダーで浮き錆を取ってさび転換材を塗りました。

シルバー色になっているところが補修中です。

叩いてみましたが外板は駄目になっているところが多いですがフレームは無事です

広範囲でさびが来ているところも

広く錆が出て塗装が浮いているところがありました。

削って転換材です。本当はパテをもって綺麗にしたいのですがこの日は雨。3日作業しましたがずっと雨で思うように進みませんでした。

錆止めの後はブリキ

錆止めの後はブリキを切って張って水が入らないようにします。

こちらも腐った鉄を切って溶接できれば一番ですが時間と費用、天候を考えとりあえず水が入らないようにしました。

ブリキを切って曲面に合わせてシリコンシールで貼り付けます。

見栄えは悪いですがとりあえずの修理です。

乾燥後に目立たないように塗装

乾燥後に目立たないように塗装しました。

ぼちぼち補修しいい時に全塗装するそうです。

水が入らず少しでも腐食の時間を延ばします。

こんな感じで他のところもさび取り、板金、塗装をいたしました。

久しぶりの板金、楽しかったです(*^^*)

駅跡

このような感じで鉄道に初めて手を出しました。

普段の知識が役にたって非常に嬉しかったです!

この車両は今後もぼちぼち作業に参加したいと思います。

家から一時間くらいかかる場所なのであまりしょっちゅうはいけないです(;^ω^)

 

ということで今回は鉄道車両の補修に参加いたしました。

保存会の他の方とも連携を取りつつやっていきたいと思います。

今回は軽トラ君も大活躍、、、良かったです。

 

以上でした!

なかなか触ることが無い鉄道の補修。貴重な経験になりました。

今回は初めての参加でしたので手探りな部分が多かったです。また参加する際に記事にしたいと思います。

それでは本日もご安全に!

 

 

 

※記事で紹介した車両は鹿児島県 鹿屋市が管理する公園にあるものです。市に許可を取り保存活動を行っています。

 

外観は見学できますが内部は見学できない車両となっております。

鹿屋鉄道記念館では内部が見れるので中を拝見したい際は是非記念館にお寄りください。

 

地元の方に愛されている車両です。

地元の方が休憩したり子供たちの遊び場となっている公園です。

しかし窓が割れたり補修箇所が壊されていたこと?もあったりすることもあったそうです。台風などの天災かもしれませんが…

 

色々な方が目をかけている車両です。

現に活動中にいろいろな方が見に来ていました。

来る方は遊び場であったり、懐かしむ場所であったりそれぞれ楽しんでおられました。

 

保存会としてはピカピカに直すよりも少しでも長く展示できるように保存活動をしているそうです。

どうか温かく見守っていただけると嬉しいです。